沖縄情報
沖縄の産業まつりが島の価値だらけだった!
4年ぶりに制限なしの産業まつりは、初日から大賑わいだったようです。
今年のテーマは、「県産品みんなで創る島の価値」として第47回沖縄の産業まつりが開催されまし
た。那覇市の奥武山公園内に設営された各会場では、県内各企業から選りすぐりの商品展示と販売が
行われ、沖縄のモノづくりを一堂に会し、活気あるまつりとなって帰ってきました。
「沖縄の産業」をこれでもか!と推しに推しまくるまつりということで、観光客の皆さんにも新鮮で
楽しいフェスティバルだと思いますので、ぜひ来年ご来沖の際は、立ち寄ってみてくださいね。
グランドキャビンホテル那覇小禄スタッフがおススメする沖縄の産業まつりがおもしろい!
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目次
1. 沖縄の産業まつりとは
2.沖縄県推奨令和5年度優良県産品
3.第47回沖縄の産業まつり全貌
4.沖縄産業まつりを楽しむ
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1.沖縄の産業まつりとは
「沖縄の産業まつり」とは、沖縄県の地域産業を紹介し、促進するためのイベントです。
この祭りは、沖縄県内の様々な業界や企業が一堂に会し、自社の製品や技術、サービスを展示・販売
する機会を提供しています。沖縄県内の食品、工芸品、観光、IT、農業など、多岐にわたる業種が約
270社あまり参加しています。
このイベントは、沖縄県の経済発展と地域社会の活性化を目的としており、県民だけでなく観光客に
も沖縄の多様な産業を知ってもらうことを目指しています。通常、さまざまな展示ブースやステージ
イベント、体験コーナーなどが設けられ、家族連れや若者から高齢者まで、幅広い層の人々が楽しめ
る内容となっています。
また、産業まつりは地元の食文化を味わうことができる場でもあります。
沖縄特有の料理や食材を使用したグルメブースが多数出展し、伝統的な食文化や沖縄のエッセンスを
加えた多国籍な創作グルメなど訪れる人々に沖縄の味を楽しむ機会を提供しています。
2.沖縄県推奨令和5年度優良県産品
沖縄県が「優良県産品」として推奨しラベリングすることにより、
県産品の販路拡大を促進する制度です。
令和3年度より優良県産品の「稼ぐ力」を向上させるという点をさらに強化するため、
販路開拓の強化・サポート体制を充実させて、小売店でのフェアやプロモーションなどにも
繋げられる制度を目指しています。
また、優良県産品を目指す事業者さま向けに「NEXT優良県産品」という新たな制度を立ち上
げ、クラウドファンディングを活用して事業資金を集めつつ、一般の方による投票にて審査を
行います。
【一般部門】
県内で製造または加工がなされ、それが明示されている製品であること。飲食料品(飲料・
加工品・菓子類等)と生活用品(工芸品・雑貨類等)を統一した部門です。
【工業系製品部門】
これまで、その他製品としていた部門を「工業系製品部門」に名称を変更しました。
【NEXT部門】
令和3年度より新設された部門で、支援者数や支援金額によりテストマーケティングを行いな
がら、次年度以降の優良県産品候補を生み出す部門です。
この三部門でコンペティションが行われて、受賞事業者が決定いたします。
以下、令和5年度の受賞事業者発表・表彰式が行われました。
▼一般部門
●最優秀賞:一般財団法人沖縄美ら島財団
「琉球銘菓詰合せ宝石箱」・・・歴史ある伝統琉球銘菓9種類を東道盆をモチーフにしたパッケ
ージにおさめたギフト。
●優秀賞:なぎいろ
「プレミアムパウンドケーキ紅芋小町」・・・沖縄県産紅芋をたっぷり練り込んだパウンドケーキ
●審査員特別賞:沖縄ハム総合食品株式会社
「オキハム炙りシリーズ」・・・軟骨ソーキやラフテーに炙りを加えたレトルトシリーズ。
●審査員特別賞:株式会社沖縄ホーメル
「レンジアップ大豆のお肉でタコミート」・・・大豆ミート100%、独自ブレンドのスパイスで
仕上げたタコミート。
●U-22特別賞:沖縄県立八重山農林高等学校
「ユーグレナサブレ」・・・石垣島産ユーグレナを使用した加工菓子。
▼工業系製品部門
●最優秀賞:株式会社GEM
「カビモロック」・・・世界でも類を見ないカビを除去し保護、施工後は放置で効果発揮。
●優秀賞:株式会社トマス技術研究所
「小型焼却炉チリメーサー」・・・独自の特許技術で有害物質排出量を法規制の50分の1に抑
えて焼却。
●審査員特別賞:沖縄リビック株式会社
「錆びない沖縄柵」・・・塩害に強い、紫外線に強い、ひし形金網フェンス。
▼NEXT部門
●最優秀賞:琉球薬膳琉花
「いさ屋の黒糖サンナッツ」・・・うるま市で40年以上に渡り地域に親しまれてきたココナッ
ツタルト。
●優秀賞:株式会社ファッションキャンディー
「黒い欲望」・・・沖縄塩せんべいにチョコを染み込ませた溶けにくいチョコレート菓子。
●審査員特別賞:株式会社ライトブレイン
「にんじんとかぼちゃのポタージュ」・・・にんじんとかぼちゃをEM玉城牧場牛乳と組み合わ
せておいしいスープ。
●審査員特別賞:株式会社照屋食品
「OKARAちんすこう」・・・大豆イソフラボンをたっぷり含んだサクサク触感のちんすこう。
みんなで育てる優良県産品、沖縄県が推奨する形で流通や販売促進に利用、商品の信頼性を高
め、消費者へのPR倍増で日本全国・・・いや、世界へ羽ばたいてほしいですね。
3.第47回沖縄の産業まつりの全貌
沖縄の産業まつりは、7つの会場があります。
各会場では様々な展示が催されていましたよ!
【第一会場 沖縄県県立武道館アリーナ棟】
・令和五年度沖縄県優良県産品推奨事業
・中城湾港新港地区モノづくり展
・沖縄県工芸振興センター展
・かりゆしウェア展示&骨格診断カラー診断
・INPIT沖縄県知財総合支援窓口
・沖縄の中小企業魅力再発見展
・輝くうちなー企業見本市
・産学官イノベーション創出展
・沖縄県中小企業経営革新展
・沖縄県健康食品ブランドWELLNESS OKINAWA JAPAN認証商品展
・守礼門プログラム2023「食」の商談会・評価会
【第二会場 芝生広場横駐車場】
・第26回商工会特産品フェア「ありんくりん市」
・県産品展示即売会
【第三会場 サブグランド】
・県産建材石材展
・農林産業展
・おきなわ技能展
・首里城破損瓦ものづくり体験イベント
・県産品展示即売会
【第四会場 川沿い】
・県産品展示即売会
・市町村コーナー
【第五会場 陸上競技場外・東側】
・オリオンビアガーデン
【第六会場 テニスコート北側】
・陶器市
【第七会場 少年球場】
・休憩広場
会場には、いろんな展示会があって1日では網羅できません!
正直、全部じっくり見たかったんですが、来年はしっかり時間とってみたいなと思いましたよ。
4.沖縄の産業まつりを楽しむ!
食いしん坊の私たちは、まず第四会場の県産品展示即売会から巡りました。
58号線側の入り口からは、いきなり行列が!
伊是名のもずく天ぷらやもずくジェラート、もずく餃子のもずく三昧に長蛇の列。
キッチンカーが、その場で調理しているようなのでとてもおいしそうです。
マツコさんの番組でも認定された、本部町のアセローラフレッシュは有名ですね。
ニッポン全国ご当地おやつランキンググランプリ受賞をひっさげて
アセローラフローズンも、しっかり販売しています。
すっぱおいしい生搾り触感は絶品です。
具志堅商店の黒糖アガラサーにも行列が!
黒糖のおいしそうな香りもそうなんですが、このボタンのような花咲きフォルムが
ふっくらとたわわにおいしそうではありませんか。
これも食べてみたい、逸品です。
沖縄の伝統的な食文化を紹介するブースもありました。
観光客の方には、ぜひ立ち寄って楽しんでもらいたいですよね。
宮平乳業は、老舗の地元牛乳メーカーですが、いろいろな取り組みをしています。
ジェラートはもちろん、最近はコスメ商品も開発して事業を多角化していますよ。
なんと、そのブランド名がChi-Chi(チチ)。
かわいいですよね~、ナイスネーミング。
その他、県内でも老舗の大手製造業もこぞって出店しています。
そして、第三会場は建材系の出展ブース。
琉球セメントさん、拓南製鉄さん、大西石材さんや、大森ガーデンの植栽花卉が展示されていました。
ざまみ段ボールさんのクラフトパーランクワークショップは面白そうでしたねー。
簡単に作れて子供たちは、本当に楽しそうでした。
第二会場の芝生広場横駐車場では、商工会特産品フェアありんくりん市と泡盛の展示即売会。ここも
たくさんの人で賑わっていましたよ。少し陽が暮れてきて、泡盛を目当てに来場している人がはしご
酒をして楽しんでいました。
第一会場の沖縄県立武道館アリーナでは、令和5年沖縄県優良県産品推奨受賞の沖縄県産品が展示さ
れ、その優れた商品ポイントを説明されていました。それぞれ、工夫があって県産品として島の価値
をしっかり考えた商品設計となっていましたよ。
第一会場を見終わって外に出ると、すっかり陽が落ちていました。
涼しい夜風に、人混みも多くなったような気がします。
この日はきれいな月も眺められて、漫湖湖畔からの絶景はとても素晴らしかったです。
人混みと雑踏の中、今日の疲れも癒されました。
いかがでしたか?
沖縄の産業まつり!結構マニアックなおまつりなのですが、沖縄の隠れた逸材を探すのも楽しいです
よ。ぜひ、時期が合えば観光がてらお楽しみください。
観光スポットの案内などは、グランドキャビンホテル那覇小禄スタッフにお気軽にお尋ねください!